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私の最近の転職経験を書き込みました。
私も介護職とは最後の砦と思い門をくぐりました。確かにこの業界は売り手市場です(介護職員が不足しています)。非常に入社し易く資格なもあまり必要でははいようです。実際の業務も至ってもシンプルです。しかし、最後の砦と考えると絶対失敗します。私たちは最後の砦ではなく未知の世界に飛び込むのです。専門の学校を経て介護の業界へ来た人なら実際何が起きるか予想もつくでしょう。しかし転職してこの道を歩み始めた方々(私も含め)は、腹を括る必要があるようです。その一部をご紹介します。

ご一読頂けたら幸いです。


なぜ転職なのか(50歳転職の現実) [I・C・Cの独り言]

非常に恥ずかしいことですが、私は5回の転職経験があります。
五回の転職歴の原因は「自分を見つめることができなかった」ことにあると思います。
高みを目指して転職したはずですが、一体自分に何ができるのかを問われた時、この分野であれば強いというものがありませんでした。そして募集をかけている企業も慈善団体ではないので、入社した後、数字が出せない者を雇用したりはしません。
私は客観的に見てすべてが中途半端であり、これを極めてきたというものがないわけです。この状態ではどんな企業でも採用してみよう、と思わないでしょう。年齢もあるので、これから育てるわけにもいかず仕事を教える人のとっても人生においては先輩にあたるので、非常にやりにくいのも事実でしょう。
つまり、本人にいくらやる気があっても特価した何かがなくてはレースにならないわけです。
きつい言い方をしますが、50歳では再就職はかなりハードルが高いと考えてよいと思います。

すぐにでも再就職したい気持ちもわかります。家族がやきもきしているのもわかります。

私もそうでしたから当然です。

しかし、腰掛で続かない会社に再就職するわけではないはずなので、「何が自分にできるのか」を問うべきです。

そして見つけたのが介護の道です。
介護の道に入るということは、今までとは全く違う分野に進むわけです。営業のノウハウやマネジメントなど全く役にたちません。確かに今までのキャリアを捨てることは苦渋の選択でした。皆さんも選択しなけてはならないときです。このまま就職先もなく悶悶とした日々を過ごすか、多少辛くても自分の居場所がある生活を送る、どちらがいいですか。キャリアを持ったままこの仕事を始めると「やってられない」という気持ちが湧いてくるに違いありません。

私からアドバイスできるとすれば「何ができるか」を自問してみてください。自分のキャリアマップが描ける人はその道を歩いてください。でも「何もない」という人は介護職を考えてみてください。

くどいようですが、進むべき道をリセットしたら必ず今まで積み上げたキャリアは捨ててください。それができれば、自分の違う局面を発見できるに違いありません。

再就職を目指す方にエールを送ります。
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ところで介護の仕事って知ってますか? [介護職入門]

 では介護とは、一体何なのでしょうか。私も介護の内容までは考えたことがありませんでした。そこで調べてみると、年齢を重ねたお年寄りや心身の障害が原因で日常生活が困難な人に対して、日常の生活ができるように手助けする事を言うそうです。具体的には「日常生活動作」「家事」「健康管理」「社会活動の援助」を行います。
 でもこれでは漠然としていてよくわかりませんよね。
そこで実際に私が働いた所をご紹介します。
 私は、皆さんも聞いたこともある老人ホームで働いていました。正確には「デイサービス付き有料老人ホーム」です。民間の会社が運営しているものなので「特別養護老人ホーム」などとは違います。形態はアパートを連想してみてください。一つの部屋に1人が入居します。部屋の中は規定の範囲内では自由に使えます。(テレビ、冷蔵庫を持ち込んでもOKです。)日中はデイサービスを利用し、その間に施設職員が部屋の掃除、洗濯、シーツの交換などを行います。また料金は高価と考えてしまいますが、実際は施設によっては安価に抑えられているところもあります。(私のところはかなり安いです。)
 私はデイサービスというものを担当しました。
 デイサービスとは「利用する人が、できる限り自宅で日常生活ができるように、また自宅にこもりきりの高齢者の孤立感の解消、身体機能の維持、家族の介護の負担を軽減するなどを目的」としています。つまりデイサービスを利用する人にリハビリや他の人とのおしゃべり(コミュニケーション)などの場やサービスを行い、自立してゆく環境づくりをすることです。また、家族の人に自分たちの時間を提供します。
 ここでデイサービスを間違った解釈をしてしまうのが「おもてなし」をするサービスと捉える事です。そしてこの解釈をする施設が多く存在します。それは、デイサービスを取り巻く地域の環境、利用する人たちにより過度の「おもてなし」が要求される場合があるためです。しかし私は自立してゆく環境づくりをしていくことがデイサービスであると考えています。それをしなければ単なる暇つぶしと同じです。

 介護とは利用者の方々の身の周りのお世話をすることと捉えられる一面があります。しかし、全ての身の回りのお世話をすればいいというものではありません。利用者ができないことに対して援助することが介護なのです。
 しかし初めて介護の業界に入ってきた我々には何をしてよいのかわかりませんよね。でも安心してください。周りのベテラン職員や生活相談員が親切に教えてくれるはずです。(あなたも聞いてくださいね)

 介護は利用者の残っている機能(立ったりすること)を衰えさせるスピードを緩やかにしていく使命があります。改善はできません。衰えていくスピードを遅くすることしかできないのです。

 しばらく利用者と接していけば、あなたが何ができるのかが分かってきます。
周りの利用者や職員はあなたの活躍を見ています。必ず「ありがとう」なんて言われるようになりますよ。

 頑張ってください。きっと報われます。




タグ:介護入門
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資格がなくても始められる [無資格から始めよう]

 自慢ではありませんが、私の履歴書の免許・資格の欄は「普通自動車」以外何も書けない情けないものでした。50年生きてきてこれしか書けないなんて情けなくてどうしようもありませんでした。

 普通、介護の世界に入るのであれば「ヘルパー2級」などの資格が必要だと誰もが考えます。しかし、この業界は慢性的な人手不足に陥っています。介護関係の学校を卒業し、介護関係の資格を取得する若者は少なくありません。しかし、実際にこの職場に付く人は全資格保持者の一握りです。介護施設は今や星の数ほどあります。でも職員の絶対数は足らない。
 そこで、資格はないけど興味を持っている人に来てもらおうという動きが出てきています。また、力仕事も必要な業界なので男性の職員も欲しいというのが施設運営者の本音です。ある意味では、この業界に入る人は売り手市場なのです。しかし、公的な特別養護老人ホームはどうしても資格が必要です。それに対し、一般の民間であれば「未経験者歓迎」「無資格でもOK」としている施設が少なくないのです。
 探してみてください。新聞折り込み広告、ハローワークで検索してみてください。仕事だと割り切ってすれば何事もできるはずです。
介護・医療・福祉の資格をとるならケア資格ナビで!







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あなたも生活相談員になれる! [無資格から始めよう]

本日は資格とプランのお話です。

 資格とは「社会福祉主事任用」です。通常であれば数年介護の現場で業務してきたものが受験資格を得ます。
 文系大学を卒業している方であればインターネットでぜひ検索してみてください。この資格を満足する教科(3科目)を履修してあれば資格を得ることができます。(試験などありません)ただし、この必須履修教科の名前が大学によって異なる場合があります。マッチングさせるサイトもあるようですのでご活用をおすすめします。
資格取得に必要なものは、卒業証明書と成績証明書の2通です。学生課に問い合わせるか、大学のホームページをご覧ください。(私の大学の場合、各100円)
 そしてこの社会福祉主事任用は生活相談員の職務に就くことができます。生活相談員の仕事は様々ですが、利用者さんの通所介護計画書の作成、評価表、モニタリング、ケアマネジャー・病院との対応、ご家族の対応、相談受付などをこなさなくてはなりません。また、利用者さんのことを把握しなければなりません。事務作業がたまっていてもデイサービス中は抜けることのないように努めなければなりません。
 とても多忙な職務ですが、要領を得ることができればやりがいのある仕事です。
 



タグ:資格
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失敗談 [失敗]

 失敗についてお話ししようと思います。
 私も失敗はかなりしてきました。この中で一番印象に残っているエピソードを3つ紹介したいと思います。
 
Episode1
 利用者さんをお風呂場で介助をしていた時に起きました。
その方は男性で左半身麻痺。身長が高く骨太で体重もかなりある方です。この方の右半身はしっかりしています。
 機械浴槽から出てもらうときに起きました。2人揃って転倒してしまったのです。幸い私が下になる状態だったので利用者さんには外傷などは見られず頭を打った状態でもありませんでした。
原因は、私は全くの初心者でこの重たい体重全体を支えようとしたのです。また声掛けもせずに行ったものですから利用者さんもどうすればよいのか分からずちょうどよい姿勢をとることができなかったことも原因の一つです。
 この時とるべき行動は、利用者さんへ声掛けをします。これから何をしようとするのか、どうするかを伝えます。次は利用者さんの残存機能を活かしてもらいつつ介助を行えば、余分な力も使わずスムーズに介護でできるわけです。つまり、左半身側だけ介助すればよいわけです。

Episode2
 利用者さんを車いすからベッドに移乗する際、麻痺側の手を車いすとベッドの間に挟み込んでしまいました。発見が早く看護師が検査しましたが、このときも外傷・打撲なども見られませんでした。
 この時点では全体を把握していないことが原因です。転倒などせずに移乗してもらうことに精神を集中していたため、利用者さんの麻痺している手のことを失念していたことです。

Episode3
 夜勤をしていた時に起きました。
 利用者さんが就寝する前、トイレ誘導やオムツの交換をします。体重があり自分で移動できない利用者さんのオムツ交換をやっとのことで終えた後、ベッド安全柵をベッドに装着しないで部屋を出ていまいました。その結果は当然のように利用者さんはベッドから転落していました。初心者が起こしやすいミスでした。注意喚起

 この3点が印象深く心に残っています。もちろんこの他にも失敗していることが沢山あると思いますが・・・。

 私は他の職員に追いつきたい、他の人の手を煩わせたくない、自分でも何とかできるではと考えていました。また、初めての職種ということもありがむしゃらにやって、行動した後に何が起こるか、周りの状況はどうか?などを考えられていませんでした。完璧にやらなくてはといつも考えていました。

でもこのようなことは考えなくても大丈夫です。
初めからできる人はいません。管理者であっても生活相談員であっても主任であっても皆最初は初心者だったのですよ。このプロセスを経て成長するのです。何かをするとき遠慮せずに他の職員を呼び、手を貸してもらいましょう。



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